アンゲ
オレのギター教室の教え子で一番弟子のアンゲ。アンゲは長年super stupidのローディーであった。活動休止をしてからはイッチャンのソロバンドのローディーもやってた。
その後、アンゲは円盤と言うスラッシュメタルバンドを結成し、オレも千葉公演の時に一度観た。スリーピースのバンドで、アンゲはボーカルとギター。オレはCD-Rをもらって今でも持っているが、作曲はバラエティー豊かでオレ好みなんだ。最近ではHIROTHや山形の同胞たちとのバンド結成もSNSでささやかれている。
そのアンゲに今ギターを教えている。アンゲは上達が早い。さすが30年以上ギターを手にしているだけある。
最初はsuper stupidの曲のギターフレーズを教えたんだけど、すぐにアドリブのレッスンになって、これがすごいんだけど、もうブルースやジャズのソロを取っているのだ。
オレが毎回教えるフレーズを積極的に使ってくれるし、ペンタで弾いてると思ったら、いきなりジャズになるし、オレがビビるぐらい。こちらもすごく楽しい。
音楽教室の先生って生徒に対して自分で勝手に弾きまくって満足してる人や、意地悪でなかなか教えないとか、採譜するのが面倒だとか、とにかく浮世離れしている職業だから、生徒の身になって考えることが出来ない人が多い。実際にオレは自分の過去の先生にそう言った面をたくさん見てきた。
生徒は何よりもギターを弾きたがっているのだ。それに生徒がレッスンの中心人物なのだ。だから、オレは生徒に毎回バンドやアーティストのアルバムを1枚チョイスして送って、アルバム1枚分アドリブを弾きまくってもらう。このスタイルがいいみたいだ。
生徒は必死なんだから、覚えるのも必死だし、一音一音頑張っているし、ミスもジャズ的であるし、教師となるものは生徒の目線に立って教えるべきだと思うし、教えることはまた学ぶことでもあるのだ。その逆も言える。
楽器っていいよな。嫌なことがあっても弾くと吹くと叩くと胸がスッとして気分がハッピーになる。
それに、オレは一週間に一度アンゲと会えることを楽しみにしているのだ。オンラインだが、近況も話せるし、お互い普段頑張っていることを確認出来るからだ。また来週会おう!
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