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techno KINOKO "YINGYANG"


今から約20年前、muzieと言うサイトがあった。アマチュアバンドの支援サイトで、楽曲を登録、ランキング、BBS、メールでの問い合わせがページになっていて、大いに賑わった。オレはランキング最高6位まで行ったことがある。


オレはその頃、秋葉原のソフマップで「この店で一番高いMacをくれ」と言って購入、漢字Talk 8のセントリスからG4に移ってソロで楽曲制作をしていた。ユニット名は「DV-8」。


muzieで知り合ったアーティストは何組かいて、オレはサイケデリックトランスが好きだったので、それ系の人たちと連絡を取り合った。中には実際に会うオフ会もあった。


その中で、北区に住んでいるtechno KINOKOさんと言うアーティストがいて、オレは会ったことがある。お互いにリミックスをし合おうと言うことで、データを交換した。


techno KINOKOさんはWindows使い。当時Mac派とWindows派、Logic派とCubase派で文句を言い合う2chもあった。オレはMacでLogicだったから、その後Windowsになり、Cubaseも使うようになるが、セッションデータを読み込む術がなくて、結局リミックスは実現しなかった。techno KINOKOさんも同じ境遇にあった。


でもCD-Rはもらったし、このCD-Rは長らく紛失していたのだが、大掃除の際に見つけて、バックアップを取っておいた。その後CD-Rはまた紛失した。


オーディオデータの名前に何小節目から始まる記述があったので、それ通りにPro Toolsに並べてみた。サンプルファイルもあって、サンプラーはNative InstrumentsのBatteryなのだが、オレはWindowsの頃は使っていたけど今は持っていないので、再現することは出来ず。


いやあ、実に18年と言う歳月が流れましたな。その間、お互いに電話で一回話したかぐらい。とにかくtechno KINOKOさんは楽曲を作りまくっていて、muzieにも沢山登録していた。


サイケデリックトランスってキックが難しいんだよね。噂にはアーティスト同士キックのオーディオデータを交換しあっているだの、レーベルによっては「このキックを使ってくれ」と指示があったりだの。当時はネットでレコーディングスキルについてのホームページやブログが少なかった。あっても小難しいことが書いてあるので読まないとか。


今回、重い腰を持ち上げて、techno KINOKOさんの「YINGYANG」と言う曲をリミックスしました。YouTubeで聴いてね。


techno KINOKOさんは機材マニアで、当時業界はハードからソフトへの流れがあったのだが、ハードで作ってたもんな。オレなんて「Mother」のために200万使ってハードの機材を買って結局ほとんど売っちゃったもんな。機材は絶対に売ってはあかんよ。


それで、トランスはキックが重要。TB-303がベースラインで、飛び系のシンセがあって、リズムはほとんどがTR-909。今回、techno KINOKOさんのオーディオファイルのキックは一度使ったが、重低音重視志向、オレとは反りが合わなかったので、TR-909に行き着いた。


TR-909なんて本物を持ってないから、d16 Groupの「Drumazon」を使った。これが調子良くて、アタックともうひとつ名前忘れたがつまみをひねったらそれっぽい音に。なんだ、みんな909で簡単に作ってたのね、と思った。オレはみんなコンプで潰してるのかと思っていたので、コンプと言っても「コンコン」って鳴るようにするにはコンプの熟練度が求められるので、オレはコンプが苦手で苦手で…。


techno KINOKOさんのオーディオファイルは三分の一使ったかな。Pro ToolsはCPUがいっぱいいっぱいなので、多くオーディオファイルを読み込むことが出来なかった。


今の時代にリンクしているかは大いに謎(爆)。そもそもサイケデリックトランスが今も求められているのかが謎。まあ、反省点はどうしても自分の曲だからあるんだけれど。


techno KINOKOさんは今何をやっているのかも謎。検索しても一件もヒットせず。元気かな。その後の活動を知っていなくて申し訳ないです。今でもどこかで音楽活動をしていることを願う。


以上。



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